組合ニュース No.61

2010(平成22)年3月5日(金)号
3度目の団交行われる(その2)

その1はこちら

組合:N本部長の車が、学園出入りのある業者名義である、という噂である。
からのつづき・・・

経営:それは、卒業生に車の購入を頼まれたときに、家では車庫証明が取れなかったので名義を借りて買ったためである。そのときには車を2台すでに所有していた。

組合:なぜ自宅付近に駐車場を借りなかったのか。

経営:すでに持っていたうち、1台は売るつもりだった。

組合:では今乗っている車の名義はGShの名義であることに間違いは無いのか。

経営:間違いない。

組合:その車に5年乗っているのか。

経営:そうだ。

組合:今その車はどこに置いているのか。

経営:自宅である。

組合:引越してからは2台分の車庫があるのか。買った当時は車庫が2台分無いから、借りたのか。

経営:そうだ。

組合:もう1台はどうしたのか。

経営:売った。

組合:買った当時は2台あったのか。

経営:1台は自分のところにあって、その後車庫を借りた。その時期に卒業生から車の購入を頼まれた。そのときたまたまその業者から「うちで取ればいい」と言うことになって買った。それで名義もそうしてくれと。

組合:ジャガーに乗っていた。それがもともとあった1台か。

経営:そういうことである。

組合:なぜ買い換えなかったのか。

経営:おかしくないと思うが。2台あっても、3台あっても。

組合:何台あろうとかまわないが、名義が出入りの業者だということはおかしいのではないか。

経営:何もやましいことは無い。

組合:自宅に置けるようになったのであれば名義を変えないのか。

経営:だったら変えても良い。しかし別に変えなくても車には変わりが無いからそのまま乗っていても良いと思う。

組合:それが世間に知れたら、どう思われるか。

経営:疑われたって、自分で金を出したのだから。昔、車庫飛ばしというのがあった。

組合:あなたの立場を考えたら、業者名義の車に乗っているだけで、便宜供与に当たると疑われる。

経営:気にしていない。

組合:あなたが気にしないのではなく、世間一般の常識としてどうなのかということである。

経営:本部長が興奮しているので。

経営:興奮はしていない。

経営:今は、学園本部長というのは無い名称である。学園事務局長。

組合:名称はともかく、業者名義の車に乗っていること自体がおかしい。本当に自分で購入したかも分からない。

経営:領収書を持っている。

組合:見せて欲しい。

経営:見せるものではない。

組合:疑われるのが嫌ならば証拠を見せて欲しい。

経営:見せる筋合いは無い。このような個人的なことを団交に持ち出すのがおかしい。

組合:過去に経営側から「出せば片つくのだから出せ」といわれたことがある。そっくりそのまま返す。このような事実があるから、今回業者選定について説明願った。オープンで業者の入札をしているということなので、特に問題は無いものとしてよろしいのか。ただ、現場の意見も聞く耳を持って欲しい。

組合:続いて、55歳定昇ストップの件についてだが、我々教職員は不利益変更として、止めることを要求しているが、理事会としてはどう考えているのか。

経営:理事会で慎重審議の結果そうなった。今の経営状況を考えてのことである。前回もそのように説明した。同じことを何度も聞かないで欲しい。

組合:不利益変更になるから何度も質問している。

経営:合理性があれば不利益変更に当たらない。

組合:合理性はないと判断している。きちんとした説明もなされていない。

経営:すでに説明している。

組合:私学助成金が上がっているが、その伸び具合と、人件費の伸び具合を比較するとどうなのか。

経営:手元の資料を見て欲しい。

組合:この資料によると、人件費を70%に抑えて、残りの30%では準備金が出ないということだが、どこに貯金を入れていくのか。

経営:人件費は70%出すということではなく、上限が70%ということである。今後10%くらいは積み立て的なものに考えていかなければならないと思っている。しかし、浦安校以外はかなり難しいと思う。実際、法人の経営を見れば分かると思うが、修理費にも回せない状況である。

組合:そのような議論も全てした上での、定昇ストップはやむを得ないのか。それ以外に方法は無いのか。例えば平成13年に蓼科に福利厚生施設という名目で何か買っていないか。それはもう売却したのか。

その3へつづく・・・

参考:55歳定昇ストップでどれほど減ってしまうのか。

事例1:酒々井校・船橋校の場合(基本給のみ、賞与3.6で試算)
①55歳でストップすると、年収7,998,120円で止まってしまうので定年までの総収入は87,979,320円
②60歳まで昇給すると定年までの総収入は89,870,040円となり、その差額は1,890,720円!にもなります。
③それだけではありません。退職金の算定基準が変わるために、約150万円の減額となります。その結果約340万円も収入が減ってしまいます。

事例2:浦安校の場合(基本給のみ、賞与4.5で試算)
①55歳でストップすると、年収8,459,550円でとまってしまうので定年までの総収入は93,055,050円(ちなみに他の2校よりも約500万円も多い!)
②60歳まで昇給すると定年までの総収入は95,054,850円となり、その差額は1,999,800円になります。退職金の計算も同様なので、約350万円の減額となります。

事例3:各校とも60歳まで定昇あり、かつ賞与4.7の場合は
①定年までの総額は96,207,030円となります。
②事例1と比較すると、退職金も含めて約1000万円!もの減額という結果になります。

これでも経営側の言いなりになりますか。

※ホームページ掲載に当たり、一部レイアウトの変更をしました。

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