組合ニュース No.48

2009(平成21)年 7月24日(金)号

平成21年7月10日付の理事長名で通知があった「平成21年度教職員希望退職制度の実施について」の内容について

このことにつきまして、平成21年度の教職員希望退職制度を実施することにしますので、教職員への周知徹底をお願いします。
なお、年齢、付加率及びその基準額が変更になりますのでご注意ください。

     記

年齢  50      51 ~ 60    61    62
    95%      100%     50%   50%

※付加率は、平成21年度の年収(通勤費を除く)に対する%である。

注意1秒、怪我一生
 舩橋校(H21/7/10)の朝の打ち合わせで本部通達と言う形で一方的に早期退職が示され一時的にプリントが掲示されました。しかし、前回の通達のプリントとは似ていても内容(金額)は全く違います。何の目的でこのような通達があったのか各自考えてみる必要があると思います。問題なのは、「なお、年齢、付加率及び基準額が変更になりますのでご注意下さい。」から後の部分です。

例)勤続26年(50歳)で平成21年度の年収が交通費を除き800万円とすると
本来の退職金の計算は
(標準給与月額)50万円 X(退職手当資金交付区分、交付割合表より)30.95ヶ月 = 1547.5万円・・・a

今回の付加率及び基準額によるものは
(交通費を除いたH21年年収)800万円 X(付加率)0.95 = 760万円・・・b

a + b = 2307.5 万円(税込み) 
 
となり、前回のa X 1.95倍 = 3017万 ではありません。
また、前回50歳の付加率は1.1倍でした。とりあえず、計算まで・・・。もう一つ、前回は制度の期間も入っていました。

学園の財布の大きさは変わらない!
生徒の数が維持され、学園の収入も維持されるならば、当然、生徒に直接関わらない人たちが高い年俸を得ることになるので教職員の給料が減らされることになります。さらに年齢が上がるにつれ自分たち(本部役員)の年俸を上げてくる可能性も考えられます。もしそうなれば、私たちの賃金を減らし、嘱託や非常勤講師を増やすことになるでしょう。私たちも家族を抱え、老後があり、介護があり病気が突然やってきます。

ホントにいいの?
今までの学園のやってきたことを見ると学園側は確実に私たちの生活を脅かしています。相手のやりたいことは何か?考えてみましたか。いつまでも「お気に入り」でいられますか。お財布の足手まといになれば、何かを口実に切り捨ててきませんか?どこに「自分は信用されている」「期待されている」という保障があるのでしょうか?過去の功績で雇ってもらえる?家族を含め永遠に事故、病気の心配はない?人によりけりですが、お金に対する欲は限りありません(より安全に合法的に贅沢をしたいのでは?)。

労使協定を結びたい! 組合費は安くなっています
今は学園創設以来の先生が残っています。当然学園の遍歴を見てきました。今、この大変な事態に誰もが気づいているのに動かないのは何故!(極端な善人は除く)・・・。弁護士も、このような学校では「労使協定が結べる組合を作る必要がある」といいます。職場の状況改善は自分に跳ね返ってきます。私たちが潰れたら、次は誰がどのように潰されるのか? 鎌形学園教職員組合加入の組合費も抑え、かなり入り易くなり、名前は伏せることができますので、大切な生命保険に入ると思って組合員になっていただけませんか?左翼、右翼という思想はありません(私学教職員組合の署名をお願いしますが)。「数は力なり」で人数が必要です。

「わからな~い、就業規則」
読むのは大変と思っていないで一度チャレンジ!よく読んでみると、本当に大丈夫?と思うところが幾つもあります。皆さんで疑問に思った事を一つ一つ調べてはっきりしていきましょう。曖昧なことは皆で知恵を出し合いましょう。学園は確実に一歩一歩私たちに不利に変更しています。

 中央執行委員会からの報告
  私学助成金の署名をお願いされました。(署名がないと県会議員、県議会、国に働きかけることができない。)
  全私研に5000円のカンパ
  本年度より私学助成金が8818(円/年・人)アップしました。
  ちなみに船橋校では8,818円×891人=7,856,838円!の収入増です。

 ところで
「職員が心身の健康の維持増進及び家庭生活充実の為、勤務しない事が相当であると認められる場合で、夏季、冬季及び学年末休業日の期間における併せて5日」ということが就業規則の休暇の所に書かれているのを知っていますか?

※ホームページ掲載に当たり、一部レイアウトの変更をしました。

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