組合ニュース 船橋校鈴木教諭懲戒処分問題 No.25

4/14(金)鎌形学園団交報告

●議題と内容

①理事長はなぜ出席しないのか?

学園回答:所要のため

組合質問:就業規則上唯一の決定権者である理事長がどのような考えでこのような決定に至ったのか説明できていない。日程も学園側にこちらは合わせている。日程を調整できないことはないはず。

学園回答:4回も団交を実施してきており、その間十分説明してきた。これ以上やっても無駄。鈴木先生の問題は司直の手に委ねておりこの場で交渉する必要はない。

組合主張:そのような対応を不当労働行為と言う。不誠実団交であると考える。

②当該生徒に対してのケアその後は行われたのか?

組合質問:懲戒免職に相当するようなわいせつ行為と認定したのであれば回復しがたい心的外傷を受けたレベルであるはずだから、当然該当生徒に対する特別なケアは行われているはずだが。

学園回答:特別なケアはやっていない。(本田)
 声掛けはしたでしょ(遠藤)。声掛けは…した(本田)

組合確認:特別なケアはやっていないが、声掛けレベルはやったということ。★
 →学園うなずく(承認)

③同窓会費問題について

組合質問:同窓会の活動実態がないのに同窓会費を徴収し続けている点で多くの教職員がどうなっているのかと言っていたため、職場を代表して鈴木先生が委員長として同窓会の会計報告を公開するよう朝礼で質問した。その際、手柴事務長が6月は無理だが、7月には通帳も含めて開示すると約束した。未だに開示されていないが、どうなっているのか?

学園回答(手柴):自分が事務長になってからの令和3年からの会計報告ならできる。会則には5月の第2土曜日に開催されるようになっているが、平成18年度から令和3年度までは総会が行われておらず、15年ぶりに役員総会が開かれた。令和3年以前のものは自分に会計報告を開示する権限はないと社労士に指示されたのでできない。それよりずっと総会が開かれていなかったことをずっと放置しておいて今頃になって言う方がおかしくないか?(めちゃくちゃな意見だが、15年間総会が開かれていなかったことを言ってくれた。あと、社労士が組合の要求に学園の立場として回答をしているとしたら、間接的であっても「非弁行為」に当たる。)

組合確認と再要請:同窓会総会が平成18年度から令和3年度までの15年間は総会が開かれていなかった。★
この間も学校が在籍生徒から毎月200円徴収し続けていたとわけだから、事業活動報告と予算決算報告を本来であればしっかりやらないと学校のコンプライアンス上問題がある。学校徴収金の適正な管理について文科省の454号通達にもある。手柴事務長の下、令和3年度からはきちんと公開されることは前進であると評価するが、学校として令和3年度以前のものもしっかり公開するよう要求する。

④体罰・ハラスメント研修についてはどうなったか?

学園回答(本田):3月末にファインドアクティブラーナーというWeb研修のシステムを使って、教職員にそれを見て研修するよう検討したので、これから提案する。

組合意見:webも良いが教職員を集めてしっかり講義して、議論したほうが良い。

学園回答(本田):その意見を参考にする。

組合評価:研修計画の提案については前進回答として評価する。しかし、前回の団交では本田校長が明日にでも自分が実施すると回答した。団交での発言については責任を持ってもらいたい。本田校長は「はい」と回答。

⑤懲罰規定の明確な基準公開について

組合質問:「千葉県教育委員会が出している指針が基準であると前回の団交で回答されたが、いつから基準になったのか、また、周知徹底はされたのか?

学園回答(鈴木理事):昨年の11月25日にこの資料で役職者が研修しただけで県教委の指針を本学園の基準(参照)にした覚えはない(遠藤弁護士が困った表情?)。酒々井校ではこれを参考にしてハラスメント研修を行ったことは事実だが・・・。

組合意見:この県教委の指針をハラスメント研修と合わせて研修すると良いのではないか。→本田校長うなずく

組合確認:県教委の指針が鎌形学園の懲戒規定の基準であると遠藤弁護士が前回の団交で回答したが、そうではなかったということを確認した。★

※結局のところ鎌形学園には明確な懲戒基準がないということか。

⑥ベースアップ2万円と一時金4.7カ月要求について

学園質問(小野寺):そもそも要求の根拠は?今の状況では現状維持が精いっぱい。ベースアップや一時金アップは考えられない。

組合回答:要求の根拠の一番は職場アンケートの結果。教職員の切実な要求であること。あとは物価上昇に伴う生活保障。新カリや観点別評価、多様な生徒への指導など多忙化(勤務実態)に見合う賃金。教職員の人材確保が困難な状況の中で、優秀な人材の確保のためには賃金など労働条件改善が必要。

学園回答(小野寺):学園の収入は決まっている。その中でのことなのでその要求にはこたえられない。定員110%くらいないと現状を維持することもできない。
(*定員オーバーしないと経営できない学校はおかしいと思う)

組合反論:細目までの財務諸表の公開と具体的資料に基づいて学園の回答の根拠を説明するように。これが誠実に回答するということ。

⑦黄犬契約などあらゆる不当労働行為は行わないこと

学園回答:なぜこのような項目がはいっているのか。驚いた。そんなことはやっていない。

組合回答:不当労働行為は今までもやっていないし、これからもやらないということか。
一応申し上げておくと、不当労働行為とは組合員、組合活動を理由に不利益な取り扱いをしてはならないということ。例えば組合員であることで合理的な理由もなく担任や部活動顧問から外してはいけないとか組合員に対して重すぎる懲戒処分をするなどのことを言う。

学園反応:沈黙

⑧持ち時間16h以内、専任増を要求

学園より:時間が超過している。そろそろ終了したい。

組合対応:時間がないのだったら、すべての要求に対して文書での回答を求める。
次回団交は回答のための検討する時間が必要だろうから、3週間後の5月中旬くらいでどうだろうか。日程調整については小野寺さんと土屋先生の間でやり取りするということでどうだろうか。 
→小野寺さんうなずく

最後に組合再度要請:次回こそ理事長の出席を求める。誠実な対応を。

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