鎌形学園教職員組合 2006(平成18)年5月11日(木)
2006年度 第1回 春闘団交報告 第2弾!!
4.7ヵ月は、最高の数字!
今年は無理したが、来年はわからない!
賞与に関しては各校独立採算の可能性あり?
要求4.年間賞与4.7ヵ月以上の支給を要求する。
組合 給与のベースアップ要求は現実的ではないので、企業でも一時金でその点を補っています。4.7ヵ月以上の支給を。まもなく5月になるので、そのあたりの御意見をお伺いしたい。
学園 「以上」が分からん。生徒募集にしても各学校いろいろ問題がある。私としては、この数字は最高の数字だと思う。学園だからみんな足並みを揃えているけれど、場合によっては、学校によって変えていく。実際無いものはしょうがないから。
学園長 学校あっての組合だと思う。
組合 我々は4.7に、プラスアルファを考えて頂きたいと。
学園長 こちらとしては、本当はもう少し下げたかった。
組合 5月になるので近々発表しないと。
学園長 今年は昨年同様に、無理して、4.7でやらせて貰いたい。そう御理解頂きたい。
学園 酒々井校は大丈夫?
酒々井 うちは厳しい。
学園 厳しいよ、無いから。本当の話どうすんの?
学園長 そういう状態が続いたら、給与ではなく賞与に関しては、場合によっては、独立採算制で考えざるを得ないかな、という気持ちです。
組合 歩合制ですか?生徒何人集まったらいくらと。そうしたら、みんな高いところに行きたいと希望出しちゃいますね。
学園 そういうこともあり得るという話です。
学園長 ならないように努力したい。
組合 では4.7ということでよろしいですね。 以上、要求4 妥結
ニュースは、学園発表のあとで
学園 この件は、組合ニュースで書かれる前に、こちらが発表するのが筋だと思いますが。こちらとしては連休明け10日ぐらいに発表するつもりです。
組合 では、組合ニュースは発表の後に、ということで。
学園 賞与の話が出たが、給料上げろとか賞与いくら出せとか、そういうことと同時に生徒募集をみんなで考えるということも十分に考えて欲しい。やはり現実問題厳しいわけですから。
組合 春闘要求でそういうことと言ったら、要求の5ですよね。
学園 助成の問題じゃなくて、生徒をいかに集めるかということです。
組合 お金の問題ですから、2月初めに国基準に。
学園 それは二番手の問題でしょ。まず今は頑張らなければ。
組合 そんなことを春闘要求にどう書くんですか?
学園 みんなで頑張りましょうと。「(生徒が)集まったらいっぱい貰いましょう!」ぐらい書けばいいんです。
組合 我々も生徒が集まっていないのは感じている。こちらも生徒募集に協力を呼びかけるようにしますよ。
組合 組合ニュースの件だけど、学園が前向きに4.7の回答を用意をしていたと、団交に関するニュースに書くつもりですが、妥結について書かれたくないということですか?
学園長 誤解されてしまう。
組合 どういう風に?苦しくても出すということで今日話がついた。一時金だけであっても歩合制にならないように頑張ろう、要は生徒集めも頑張って、来年も4.7になるようにしましょうと書く。大体こちらも忙しいと学園の発表より先に出せるとは限らないが。
学園 じゃあ、こう書いてください。4.7取ったのは、来年定員確保を条件に、という約束をしたと。
組合 はあ?(何いってるんですか?)
学園 お互い立場があるわけだから、ボーナス4.7出すということは重大なことで、本来は学園が発表することなんですよ。10日に発表するので、その後に出してもらえたら有り難いと。
組合 書き方はこちらに任せてもらいます。
学園 逆に、こちらも4.7を先に発表することも出来たが、そちらにも立場があると思うので今日ここでお話ししたわけです。
組合 ニュースの内容に関してはそれぞれの立場がありますから。
学園 まず学園が発表して、それを受けて、団交の場でもこういうことがあったと書くのなら構わない。その前では納得できない。
組合 発表後にさせて貰います。お互い歩み合っていきましょう。背を向けてばかりでは。
学園長 今までもそういうことがあった。発表前に書かれてしまうことが多いので、理解して欲しい。
要求5.私学助成増額のための署名活動を自由に行うことを認めるよう要求する。
助成金確保は私学存続の要です!
組合 今までも要求してきたことです。助成金は学校にとって大切なことですから、我々も参加したい。署名を自由にやれるように要求します。
学園長 昨年6月か7月に団交で答えた。私教連委員長野呂先生と私学連合の田村先生が話されて、それぞれの立場でそれぞれやろうと。それを尊重すると、話は終わっている。こちらは一応納得いただいていると思っていた。立場が違うので一緒にやることは出来ない。
組合 生徒に配布して署名を集めている学校もありますが。
学園長 あるが、うちはうち。許可できない。時間内、敷地内、行事の時にそういうことはして欲しくないと言ってあるはず。その辺の考え方は一貫して変わらない。
要求6.期間雇用者(嘱託職員)の待遇を専任に準ずるように要求する。
保証のない嘱託に雇用保険加入を!
組合 今回の就業規則改定で、嘱託も担任をやるということで、我々と同じ様な仕事をすることになりました。嘱託は1年契約で、終身というような保証がないので、できれば雇用保険に加盟させて欲しい。
学園 嘱託の職員にも専任とほぼ同じ業務をやって貰っている。調査書を書く時どうするかも検討した。雇用期間を1年未満に限定するのは、嘱託はやむを得ない。給与等は、過去の経歴、年齢等を総合的に勘案して決定している。常勤よりも高くて、常勤になると下がる場合もある。手当の面で専任よりも悪いとは限らない。確かに待遇の面で厳しいところもあるが、それを改善したら常勤と同じになってしまう。非常勤が優秀でも今までの流れでいっぺんに常勤にするのは無理で、嘱託になって優秀なら常勤にしようと考えてやって来ている。専任になれるという保証はないが、一生懸命やって優秀なら、そういうことにも成りうる。嘱託は大変だけど、そういうことで理解して欲しい。担任をやることによってその人の力量が出てくることが分かる。その点を考慮して欲しい。だいたい嘱託だから担任というわけではない。仕事ぶりを勘案してやるわけだから、理解して欲しい。
組合 嘱託は雇用保険に入っていないが。
学園 それは契約書にうたっていない。そこまでやる必要性というのはなかなか難しい。
学園 住宅手当は出ている。だいたい嘱託の先生からそういう要望が出ているの?
組合 雇用保険の話です。雇用保険が一番必要なのは嘱託の人です。
学園 本雇いでないと雇用保険には入れない。それから住宅手当は出ていないと思います。
学園 契約するとき、本人が条件を納得している。なぜ組合がそういうことを言うのか?
組合 嘱託が正々堂々と担任等をやると就業規則に出たので、じゃあ権利は?という話になる。私が調べたら住宅手当は出ていない。嘱託は専任の仕事とは違うからしょうがない、というのならいいが。雇用保険に何とか入れるように考えて欲しいということです。嘱託は私たちより雇用保険が必要なはずです。
学園 常雇いでないと入れない。それじゃ無理押しだ。嘱託は1年継続して雇うことは出来ない。1年未満なんです。
組合 分かりました。そのあたりは検討します。我々の趣旨としては、就業規則改定で嘱託が大変になったということなんです。
学園 優秀な人は力量を発揮してもらい、次へということだから。全てあれもこれもというのは難しい。
組合 今後の課題ということで。
以上、妥結事項は、年間賞与4.7ヵ月のみ。それ以外は、今後の検討課題ということになりました。
<ご報告>
ニュース31号でのカンパ呼び掛けに対し、酒々井校で、1件1万円のカンパがありました!
組合の財政も厳しい折、大変助かります。
誠に有り難うございました。
コメント
組合ニュース32.33拝見しました。大体誰が発言したかは理解できます。もう少し労基法を勉強して、あまり数多くいっぺんに要求せずに解決していったほうが良いんじゃないですか。当局にやられっぱなしって感じですね。各校で色々問題がありますが、もっと大局的に見て考えてください。処分の問題でも結構大変な事をしている人が処分されずに済まされていることもあります。「ダメなものはダメ」逆に何故処分されずに済んでいるのかも追及することは組合がニュートラルであることの証明になるのではないでしょうか。
それから、出席者の個人名は「個人情報保護法」の観点から出すべきではないと思いますがいかがでしょう。逆に「法を犯してる」って言われますよ。戦う相手に「弱みは作らない」これが対抗するときの鉄則だと思いますが・・・
学園側は公的な立場で団交に出席しているのであり、個人として出ているのではないのだから、当然出席者の名前が公開されてしかるべきではないのか?