組合ニュース(団交要求の回答)
1.月2,000円のベースアップ(回答)
(学園)1.5億円のプラスはある。3校の借入金1.6億円残っている。特に船橋校が多く浦安校より1.3億円の貸し出し。船橋校では、校舎・体育館の工事・グラウンドの整備について必要性がある。1.6億円の残高に対し、これを超える経費がかかる。4校で建て替え時用(2号基本金)が必要。
また、賞与は4.4か月でいいのではないかという意見もあったが0.1か月増やし4.5か月の賞与にした。単年度のプラスでは、月2,000円は難しい。
(組合)建て替えなければならない基本金2号が足らないのは、経営者側の責任ではないか。教員の人件費を下げ続け、不利益を与えてきている。いつ上るんですか。格差賞与・55才定昇停止裁判などいろいろと人件費を抑えられている。
(学園)現状の収入でどうやりくりしていくか、健全な経営だと思っている。22~23億の収入はある。運用資金もあるが、経費や校舎などのお金がまだまだ足らない。
(組合)紙ベースで収支に関するものを頂けないのか。計画して積み立ててこなかったのは、学園側の責任ではないか。経営の失敗では。消費税も上がっている。人件費が下がったら少しのアップがあってもいいのではないか。他の私学と比べると2~3万の収入の差がある。お金がないだけでは、話にならない。
(学園)人件費が下がっても、他に必要な部分へ経費を回すこともある。
(組合)0回答であるのなら数字をはっきり出してもらいたい。ガラス張りの話し合いをしたい。
2.財務諸表に関する件は現状維持。コピー代は下げる方向で検討する。
(組合)小項目など詳細を載せないので、現状のままであるならば、こちらは情報公開したくないのではないかと考える。
(学園)そんなことはない。
3.担任手当アップについて、事務の手当て・管理職手当の問題も出たが、全体の手当ての見直しは、アップの根拠に対する正当性を検討する。
(組合)教員免許を維持するために費用は自己負担、それに対して学園は何も出していない。 担任手当の5,000円 事務の5,000円となぜ同じ手当なの、担任の負担の大きい。
(学園)時間をかけて考える余地はある。
(組合)管理職手当の8,200円はなに、身を切るつもりはないのですか。それを担任手当に回せないか。現場が一番大変、対応は増える・給与は上がらない。教員のことを考えていますか。金の問題以外でも不満を持っている。頑張っている教員がバカを見るようにはなってほしくない。担任を連続でしている人もいるが、何年もやらない人もいる。嫌気がさして辞めていく事も起こりうる。不公平感があると考える人もいる。 ルール作りの面でも問題、いい教員が集まらない。学校の都合で採用している。10年後にこの学園が評価されるかどうか不安、常勤も1年雇用では育たないし、先が見えない。
4.雇用ルールの問題
(学園)先生方の定年後の状況、何年で教諭1というのは難しい。試験の実施・勤務状況の把握などを考えている。無期転換は6年目に申請・7年目から正式採用。
5.浪人に対する経歴換算
(学園)現状では考えていない。学園としては変えない。免許取得の年からスタート。
(組合)見直し、変更の気持ちはないのか?何年も働いてその差があるままですか?教員に対する優しさはないのか?1号俸下で働かせるのは県でも見直しはある。
(学園)一つの考え方、すんなりの人・浪人して難関校を出た人、違う道から教員になった人いろいろなパターンを考慮した上で変更の予定はない。
(組合)同じ仕事・年齢で差があることが問題。きちんと換算して下さい。
(学園)浪人に対して県・公立でも同じに換算することはない。
(組合)何十年勤めても何もしてくれない学園ですけど、せめて浪人に対しては何十年も学園の為に働いたならば換算することをお願いできないか。
6.前歴換算について
(学園)前歴換算については個人的な問題であり名前が出た人に対して説明に上がります。
(組合)基本的に団体交渉であるならばベースアップ2,000円は出せないけどいくらだったら出せる。というのが交渉であり毎回持ち帰りは不誠実団交です。
(学園)理事の立場では即答できない。12月10日に理事会があるのでその場で話をします。
(組合)本当に真剣に教員のこと考えていますか?時間外本来払うべきもの。労基署にも行きました。土日に時間外が発生している。これに対してどうしたら教員を納得させることができるか考えていますか。是正勧告を受け、時間外について請求権利を持っているんですよ。お金がないではなく考えて下さい。
基本給比較表
A高校 | B高校 | 鎌形学園 | 私教連平均 | |
22才 | 230,500円 | 228,000円 | 226,700円 | 227,248円 |
32才 | 325,917円 | 325,000円 | 335,000円 | 334,269円 |
42才 | 456,500円 | 455,000円 | 435,200円 | 448,714円 |
52才 | 553,167円 | 549,000円 | 503,500円 | 527,467円 |
57才 | 573,333円 | 569,000円 | 521,800円 | 545,852円 |
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