組合ニュース H26.3.4

2014(平成26)年3月4日(火)号
常勤講師の待遇について(25年度から教諭Ⅰ)

昨年の5月からの団体交渉の席で議題にしてきた内容です。数年前から(新任者)常勤講師について給与を1等級6号から開始にしていた。本来は1等級11号だったものを知らない間に変えて、月5万円も低い給与で働かせていた。組合は『1等級11号からの開始は、労働慣行であり就業規則よりも優先される。』と主張したが、学園側の言い分は『採用された人は、それで納得して採用された。』『アルバイトの時給を変えるのに、手続きが必要なのか?』でした。

9月の団体交渉では、学園事務局長から『今、10年経過したので検討中で平成26年度より元に戻して5号を一気に上げる』と回答があり、12月の理事会に諮り全先生方に伝えるので、組合は、ニュース等に載せないでほしい。組合から発表が先になると理事がへそを曲げるから。と紳士協定を求められたので組合は約束を守ってきました。また、組合から『常勤講師(教諭Ⅰ)の人たちは、年間80万円の不利益があったはずで、これは補償してもらえるのか』に対しては、『1等級6号から始めた人たちの5年間の不利益は補償しない。』と学園事務局長から発言があった。

2月の団体交渉で組合側より、12月の理事会で「常勤講師(教諭Ⅰ)の待遇について」話し合った結果が未だに発表にされていないが、どうなっているのかを質問したところ、学園事務局長から『12月の理事会に諮ったが、資金の問題があり決まらなかった。』との回答であった。

組合:校長連と各校の事務局長もそうしなければいけないと言った、こちらの言ったことも考えていたと言った。お金が掛かることは、子どもでもわかることです。各校の校長・事務局長が考えているということは、当然いくら掛かるか解るわけですよ。それを考えた上で、各校の校長・事務局長も言っていると思いますよ。

学園:学校は、お金が入ってくる金額は決まっているわけですよ。箱がこれしかない訳だから、そうすると、その資金を出すために、どこを削って出すか、そういう事が無ければ、各校で給料が上がるけれど、そのお金はどこから出すか。それを今やっているわけよ。

組合:単年度の利益でやるわけですか。

学園:単年度ですよ。学校は、

組合:たとえば、制服だとか、だいたい計算できますよ。そういうお金は、どこに行っているのですか。教材。他の学校さんは、そういう会社を作っても学校に資金を戻していますよ。それをどっかにもって行ったら資金はなくなりますよ。
理事会を代表される方が、出席して明言されている。何回も確認しましたよね。『私が責任を持ってやらせます。』と明言しています。

学園側から見直しますという発言があり、未だに決まっていないのはおかしいと追及した後、

私教連の委員長:組合の方は今日団体交渉を申し入れて、その結果をお聞きするという組合のほうでは、そういう意識だったと思います。基本的にその立場は、変わらないと理解してよろしいですね。今、12月の理事会で資金の問題があって、結論には至らなかったというお話ですけれど、一般的に言いますと12月の理事会と言うのは補正予算を組むというのが大きな任務のはずですよね。補正予算と言うのは、大筋決算に近いものが出ます。3月にだいたい2次補正をすると、それは微調整ですよね。それは、だいたい一般的な各学校の会計でやられていることだと思います。12月の補正の段階で結論が出ないということは、私としては、どういう事かなと、本来12月の段階では大筋、年度内の決算について見通しは立つはずですよね。よほどの変化がない時、3月は微調整で済むはずですよ。ですから3月を待たなければいけないということは、どこが問題でいらっしゃるのか。前回の団交で本部事務局長がおっしゃったことは、かなり見通しがあっておっしゃったと僕は、思います。財政を預かる最高責任者ですから、それが12月の段階で結論が出ないと言うのは資金的にというと3月だって資金的な問題はクリアーできるのか、できないのかですよね。

学園:うちは、補正はやらないですよ。 開校以来やっていないです。3月に1回だけ

私教連:一般論で申し上げますよ。一般的には、予算にゆとりがあり大丈夫だという学園ならば、いざ知らず12月に1回年度の中間決算をちゃんとして修正が必要かどうかということでやる。それをやりながら次年度の骨格をどうして行くか。3月の理事会では次年度の骨格でかなりの物ができると思いますけれど、おこなっていないということで一般論とは違いますが、1月には大体見通しは立つということですよね。
もう一つ申し添えておきます。前回回答されたことは、秘密裏にできる事ではないですよ。公にはしないと約束していますから、組合はそれを守っていますけど、それらしい話はあるらしいよという話は当然広がるわけで、多分多くの教職員の皆さんは、当該の常勤講師の皆さんはもちろんですけれどね。うちの学園は、そういう風にするのだと、改訂してくれるんだという期待を寄せていることは、多分間違いないと思います。それを3月の段階でそうじゃないという事で、マイナスの方向で答えが出ることになるとね。教職員の皆さんが理事会に対しての不信感がかなり大きくなることは、否定できないと思います。そういう事も理解して頂き、ご判断下さい。

組合:それでは、そちらが明言したことは責任を持って遂行して頂くということで。

私教連:要請ということで

学園:それは、わかっています。

学園側が、この問題については、是正しなければという考えがあり、かならず行うと明言しています。学園側から12月に結論が出なかったので、組合はニュースとして流しました。
 尚、団交で話し合われた労基署からの是正勧告問題は、近々に掲載予定です。

※ホームページ掲載に当たり、一部レイアウトの変更をしました。

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