2013(平成25)年3月4日(月)号
忙しくて、発行が遅れてしまい、申し訳ありません。
ということで、今回は5月に入り行われた、2回分の団交の様子をお知らせします。
平成25年5月2日 船橋市商工会議所にて
春闘要求について行われたが、ここでの収穫は、
1)賞与についての交渉を理事会開催前に行う約束をとった。
千葉私教連から、「私の学校では経営側が財務諸表などを提示し、事前協議をして両者が納得のいく話し合いで決定している」旨の発言に対し、本学園事務局長が「それはいいことだ、事前協議やりましょう。」と即答。その一声で決まった。(『財務諸表を出す』ことを『いいこと』と言うのは、すごい進歩!学園側の他の出席者の表情が面白かったです。)
2)嘱託から常勤講師になった先生の給与が平成17か18年度から、1等級6号からになっていたことを認めた。
以前から指摘していたことであったが、従来常勤講師は1等級11号から開始していたものを、突然変えてしまった。これに対し、学園側の言い分は次の通り。
ⅰ)採用された人には、それで納得して採用している。
ⅱ)例えば、アルバイトの時給を変えるのに、手続きが必要なのか?
(何でも思いつきでやってるってことか。)
これに対して、組合側の言い分は次の通り。
ⅰ)1等級11号スタートは労働慣行であり、これは就業規則よりも優先される。従ってこの慣行を変更したことは、明らかに不利益変更である。
ⅱ)ずっと以前から常勤講師になることを希望していたのにチャンスが与えられず嘱託であり続け、そしてやっと常勤に採用されたのに、17年から18年に常勤講師になれた先生方は月当たり5万円も低い給与となった。これが生涯続く(教諭に昇格するときも直近の給与になるため)ことになると、私たちは『一緒に頑張っていこう』などとは言えず、将来的には教育の低下を招き、学園存続の危機につながる。
*彼らより後から学園に採用された教員が、問題の17年より前にサッサと1等級11号で常勤採用となり、彼らより良い給料をもらっている現象を考え合わせると、このことをどう考えますか?
これに対して学園側は、
「理事会で検討する。」
いつもの台詞でした。
その後(5月10日頃)、賞与についての団交について学園側から申し入れがあったので、日程を5月20日とすること、事前に賞与決定のための資料を組合に提示することを申し入れたが、後者は拒否された。(あれ? 5月2日と話が違う。)
平成25年5月20日 浦安校にて
まずは資料(理事会ではこの資料を基に賞与を決定しているらしいっス。パフ!)の配布。
いつものことですが、財務3表は出ません。出しません。出す必要はありません。出すといつ言ったか、そんなことは言っていない。理事会でまだ承認していないものなど出せるはずが無い。
お気づきでしょうが、提示した資料は賞与の掛け率が高いほど、人件費が低くなるのですね。(教員の給料を簡単に考えているからこんなミスにも気が付かない。)
にもかかわらず、この資料の数字が正しいことを示す客観的な資料(要するに財務諸表)を要求すると、「この資料の数字を疑うのか」を繰り返すばかり。
*資料にある人件費比率を求めるにおいては、経営者の操作が可能。
唖然とする証拠あり!かな?
また、私教連から人件費比率70%の根拠を質問すると、「健全経営をするための指標。これ以上だと経営危機になる」のいつもの漠然とした答え。逆に経営者側はSDM高校の先生に、「先生のところは6ヶ月の賞与出しているが、人件費比率は低いのか。」の質問。SDM高校の先生は、「本校は生徒の学力向上のために教員を増やしているから72%以上です。」の答え。(なんにも言えねぇー。)
次に、長期間嘱託をして17年か18年以降に常勤講師になった先生方の不利益な給与体系について確認すると、『考える』とのこと。これについては今後も継続して交渉しなければなりません。いつも考える(『考える』と言う?)だけで終わらせようとしますから。
次回は賞与支給前に交渉を持つことを申し入れておしまい。
以上
~~~組合に対して次のような意見が届きました。掲載します。~~~
お~い、格差支給は忘れるなよ!差額を返還してね
基本給をかまう前に、N学園事務長がした早期退職と同じの(退職金全額の2倍)やってよ。あれだけ好条件なら手が挙がるんじゃないの? 学園もその効果があったと自らの口で言ってるじゃん。
以上をお忘れなく。
まさかね、早期退職の割増金の分を、格差支給の差額で払わしたんじゃあないでしょうね。金額的にはいい線いっているんだけど。
追伸
早期退職後の再雇用を公平にやってもらえれば、更にグッドグッド。
※ホームページ掲載に当たり、一部レイアウトの変更をしました。
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