2011(平成23)年7月14日(木)号
学園長団交出席を拒否!
去る7月11日、浦安校で団交が予定されていたが、当日午後3時ごろ、委員長に電話で、団交には出席せず、理事会を代表するものとして遠藤理事に委任する旨、伝えてきた。その後、理由を確かめるべく再度連絡を取ったところ、『公私共に予定は無いが、団交に出席するつもりは無い』こと、さらに『今後についても分からない』と言うことであった。組合としては、それでは団交にならないと言うことで、出席を強く要求したがそれを拒否されてしまった。前回の反省もあり、事前に(とはいっても数時間前であり)、連絡を入れておきさえすれば団交は成立すると考えたのであろうか。それにしても、こちらが想定していた通りになったのは、もはや滑稽でさえある。
話し合いは当組合委員(もちろん猪野先生もご出席)と、千葉県私教連の方2名をお迎えし、行われた。また、確認の意味で平成16年の千労委での協定書のコピーを経営側に手渡した。
話し合いの中のいくつかを抜粋してお伝えしたい。
1.学園長の欠席について
経営:決定権は理事会にある。今まで団交で即決したことは無い。理事長には決定権が無い。
組合:労使関係を円滑にすることは、経営側にとってもプラスである。そのためには、それぞれを代表するものが出席できるよう考えてほしい。
経営:学園長も決定権は無い。理事会で決める。理事長が決めることもある。(?!)
団交に対する方針を変えた。学園長は議題によって出席するかしないかを判断する。今回の議題は何度もやっているので、もういいだろうということで学園長は欠席した。
組合:一方的な重大変更で不誠実団交。
2.酒々井校の賞与について
組合:経営側は、上げ下げの幅を4月15日も0.5と明言していたが、酒々井は0.7上がっている。その理由は。
経営:酒々井校の賞与に関しては、酒々井校の校長と事務局長が理事会で、他校と同じにしてほしいと嘆願した。その結果、理事会でも規則どおり4.1か月という意見と、格差支給を疑問視する意見の4.5か月という意見があり、その間の4.3か月を取ると言う理事長の英断があった。
組合:システムが崩れた。こういうことがあるから、文書で出せないのか。
経営:0.7上げたのではない。上げたのは0.5。それに0.2を格差が有りすぎるからと言うことでプラスした。
組合:理事会の中でも、格差支給は好ましくないと言う意見があるということ。理事会の議事録の閲覧を要求する。
経営:出さない。
3.協定書について
組合:16年の地労委の協定書にあるように、「同交渉のために必要な資料の提供及び説明を求められたときには、誠実にこれに対応するように努めるものとする。」とあるが、これを守っているか。
経営:守っている。
組合:必要な文書は出していない。努めてもいない。
経営:努める、というのであって、文書で出すとは書いてない。法に違反していない。
4.団交での学園長の発言に対する、学園長からの謝罪について
組合:皆に分かるように説明を。
経営:学園長は該当者に対して手紙を出した。
組合:手紙は来たが、「誤解を与える・・・」と言うような内容で、納得できるものではなかった。団交での発言なので、個人に謝罪して済むことではない。前回学園長の欠席で意見が言えなかったので、『今回はどうかなあ』と思ったが・・・。解決するまで退かない。
この後、「時間だ」と言うことで一方的に閉会を宣言し、経営側は退出した。組合としては話し合いを継続すべく、次回の団交を申し入れた。
この流れをどう見たらよいのだろうか。プラス思考で考えると、団交や提訴の成果として次の事項が挙げられる。
1.賞与格差の減少(弁護士の弁)
2.格差をつけることに疑問を持つようになった理事や校長の存在
また、ここ最近の各校における各種の設備改善、物品購入状況などや大判ふるまいを見ていると、学園にはかなりの体力がある、と思われる。従って我々の労働条件はまだまだ改善できると信じ、全職員の賛同に支えられ、組合活動を質、量ともに充実してゆかなければならない。
※ホームページ掲載に当たり、一部レイアウトの変更をしました。
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