組合ニュース 船橋校鈴木教諭懲戒処分問題 No.9

第2回団交報告① 令和4年8月8日 浦安校

船橋校鈴木教諭懲戒処分問題

2回目の団体交渉行われる!

理事長は欠席、鈴木理事(酒々井校校長)が代表として委任された

組 合 まず、前回の団体交渉の確認です。この件に関して6月17日に校長事務局長会議というのが行われて、それを受けて理事長の判断で今回の鈴木教諭の処分の決定があったという説明でしたが、これに間違いはないでしょうか?

学 園 はい。

組 合 あと、要求としては、最終的に決定された理事長に出席いただきたいという旨で、今回の団交を申し込んでいるのですが、理事長は所用があって参加できないということですね。で、今回は鈴木理事が理事長に代わって前回の内容を受けてのことを、説明してくださるということでよろしいですか?

学 園 はい。

組 合 では、まず今回の懲戒処分について、要求書に書いてあるように、解雇は長年の勤続を全否定するという、労働者にとって、これは死刑宣告と同じ非常に重い処分であると認識しております。で、問題は鈴木教諭の処分に対する事実関係の調査、学園の方からは、ある程度の調査、書面による確認、それと保健室の養護教諭の報告と、これによって確認したということでよろしいですね?

弁護士 ご本人にも話は聞いたと。

組 合 鈴木教諭からですね。しかしながら、直接生徒本人からは話は聞かなかったということでよろしいですね?前回の確認です。

校 長 私が直接は聞かなかったということですね。担任と保健室が聞いているわけです。

組 合 学校として責任ある立場の人が、ということです。

校 長 担任も保健室も学校の先生ですから。

組 合 学校として、担任と養護教諭が聞いたということですね。はい。それからですね「わいせつ行為」という件について、鈴木教諭としては認めていない。しかし、学園側の主張としては、たび重なる「乳首をつねる」という行為には、性的な嗜虐性が認められる、改善の余地がない。したがって懲戒免職にしたと、前回、校長はじめ他の先生方がおっしゃられました。

校 長 その通りです。

組 合 そういうお考えだったということはわかりました。しかし、理事長が「わいせつ行為」であると断定に至るまでの考え方について確認できているのかと訊いたら、聞いていない、知らない、ということでしたね。それから、相当性です。懲戒免職に相当するという根拠、理事長の考えはわからないということで前回は終わりました。みなさん理事長の考えはわからないとお答えになりました。

弁護士 根拠としては、法律の主旨に則ってということです。

組 合 はい。でも、理事長の考えはわからないとみなさんおっしゃった。そこを確認したい。処分を決定した理事長の、それに至った事実関係の確認と相当性、「本当に重過ぎはしないのか?」といったことを確認したいので、早期解決のためには理事長の出席を願いたいと要求した。鈴木先生が解雇になるかも知れないということは非常に重要なことなので、こちらとしてもある程度納得できるご回答がなければ、この問題は長期化するし深刻化してしまいます。これは学園にとっても絶対プラスではない。我々の目標はここにも書いてある通り、学園の教育の発展のためには、労使が健全な関係を築き上げながら信頼関係を持ちながら、こうした関係のもとで、理事長には責任あるご回答をしていただきたいということです。
前回の確認についてはよろしいですか?

弁護士 こちらとしては本人からの調査はこれで十分であると思って、相当性もあると判断したから、こういう処分をしたということだと思うんです。で、それに対してさらにそれに対するお考えは?となると、「理事長の考えです」、という話になりますけど、相当性については理事長は問題ないと思ったので、こうした処分をしたということが私たちの回答となります。

組 合 でも、鈴木先生自体は「わいせつ行為」を否定しているわけです。

弁護士 あとはどのレベルでということになりますが。ご本人に伺いたいんですけれど、つねったことを否定されるのか?つねったことが「わいせつ行為」ではないとおっしゃりたいのか?本人から聞きたいんですけれど如何でしょうか。

鈴 木 胸はつねりました。僕は「体罰」だと思って謝罪はしましたけれど、「わいせつ」はしていません。

弁護士 胸はつねったけれど乳首じゃない?

鈴 木 乳首じゃないです。

校 長 鈴木先生に何回もこの話題は話すことがあって、最初の6月2日の鈴木先生に自宅待機してくださいとお話ししたとき、こういう事実がありましたか?と。はい、ありましたと。

鈴 木 いいですか?僕は「胸?」って訊かれたので、「はい」って言ったんです。「乳首」なんて聞かれたらそれは驚きますよ。僕は「胸?」って言われたんです。稲村(副校長)先生から。

副校長 すみません、私が説明したのではありません。そこは勘違いなさらないように。

鈴 木 いや、先生が説明したんです。先生から説明を受けました。

はたして、生徒から「わいせつ」被害を受けたという訴えや相談はあったのか?

次号につづく

コメント