組合ニュース No.83

2014(平成26)年7月17日(木)号
浦安校にて団体交渉実施!

6月19日(木)に行われた団体交渉の内容について報告します。

●春闘要求は次の6項目です。
1.賞与の格差支給をなくし4.7ヶ月の支給を要求する。
2.月額1200円のベースアップを要求する。
3.学園の長期展望に立った教育に対する考え方についての説明を要求する。
4.財務諸表や事業報告などの全面公開を要求する。
5.私学助成の署名の教室配布を要求する。
6.常勤から教諭になるルール作りを要求する。

まずは財政公開を!

 1・2・4に関しての交渉では、前提として財政公開が必要になってきます。そもそも、平成16年から、国は県知事に対し財務三表の公開を通達しているのです。にもかかわらず、学園は公開の姿勢を見せず、ただ「金がない」の一点ばり。これでは全ての問題の解決から目を背け、逃げているとしか思えません。
 時間外の未払いの問題にしても、若い教員を長期にわたって教諭にしない問題にしても、財政が公開されれば、納得のいく話し合いができる筈です!

事実上の賃金格差といえる常勤講師の待遇改善を!

 労働契約法20条では、同じ労働をさせているなら同一賃金を支払うべきであると明記されています。常勤講師に担任をもたせたり、部活動をやらせたりするのなら、いち早く彼らを教諭にするべきであると要求しました。
また、酒々井校では、全体には知らせず若い常勤講師だけを呼び出し、一方的に1万円だった昇給を来年度から5千円にすると事務局長が言い渡しました。これは、立場の弱い常勤講師をいいように使ってやろうという学園側の思惑が垣間見られる全く論外な事態と言えるでしょう。

是正勧告について~遅い是正への取り組み

 東金労基署の是正勧告には「7月31日までに是正しなさい。」と日付がつけられています。間もなく1年を経過しようとするにもかかわらず、是正への取り組みは遅々として進んでいません。学校でありながら違法状態を続けているのは、大きな問題であると強く学園側に指摘しました。
(酒々井校では学期末になってやっと協定に関する委員会が開かれましたが、余りにも遅い対応ぶりと言わざるを得ません)

担任手当について~
     バランスの悪い諸手当の改善を!

 今年度より顧問手当てが、部活Aは1万6千円、部活Bは4千円と倍増されました。しかし、その一方で担任手当は、相変わらず5千円のままの据え置き状態。県内私立校では担任手当2万5千円という学校もあります。その仕事の負担、ストレス等を鑑みれば、2万から2万5千円の手当が妥当ではないでしょうか?団交では、とにかく、手当全般のバランスが悪いと指摘しました。今後の学園の対応を期待したいものです。

注)部活手当ABいずれもあくまで顧問手当であって、時間外手当ではないということは学園側に確認済みです。
1 「開校以来、時間外手当は、一度も払ったことがない。」学園事務局長が明言
2 平成19年度格差賞与を行いながら、給与+8200円が毎月支給される。そのうえに、管理職手当をもらっているが、見直すこともせず、教職員ばかりにしわ寄せきている。

※ホームページ掲載に当たり、一部レイアウトの変更をしました。

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