組合ニュース No.70

2011(平成23)年1月25日(火)号
2010年12月3日の団交報告(その2)

組合:きちんと書類で回答してもらえればこのような団交にはならない。出さないからいつもこうなってしまう。

経営:口頭での説明はしている。

組合:書類でほしい。

経営:説明会で、分からないことがあれば各校の事務室もしくは本部で個別に対応すると言っている。

組合:そちらの言うことに一貫性がないから文書でほしい。定員確保だったのが人件費比率に変わったり、説明会での、「どうしたら上がるか」という質問にも答えられなかったり。下がるのもどこまで下がるかも明確でない。

経営:上がるのは4.5までである。23年度までこれでいく。

組合:上限4.5は、初めて聞いた。それを文書でくれといっている。簡単なことではないのか。

経営:例えば(ここを強調する)、0.5ずつ下げて、3.0で止めるとか、2.5で止めるとか、そういうことか。

組合:そう。上がり方も。

経営:人件費比率が70を切ったら0.5ずつ上がる。

組合:それを文書にしてほしい。0.5ずつの根拠も分からない。

経営:21年の説明会で文書も出している。

組合:それは定昇55の説明会である。混乱している。

経営:混乱していない。二つのことを説明している。

組合:19年から格差支給は始まっている。時期的におかしい。

経営:21年からのものとは内容が違う。

組合:格差支給の説明はしていない。勘違いではないのか。

経営:文書で発表するという案もあったが、審議の結果、「とりあえず」ということになった。質問も受けると言ったし、0.5ずつということも言った。再検討することもありうるとも言った。何か分からないことがあったら学園本部に聞いてくれとも言った。だから質問に来た先生には答えている。

組合:個別に来いとか、職場代表が言ったら「お前、何様だ」ということも言っている。説明会で質問して、その回答を待っていてもこないので、校長に(どうなったか)質問しても(回答が)ないというだけ。

経営:文書による回答も検討したが、現時点では口頭での回答が全てということで、今日の団交に臨んでいる。先生方の意見を聞いて、理事がどう判断するかということになるため、ここでは結論が出せない。

組合:21年に理事長が来たのは、定昇55の件で来ている。きちんと確認してから言ってほしい。

経営:確認する。賞与の基準はどこに書いてあるのか。

組合:前回の団交でも行き違いがあり、経営者に「船橋の先生方に確認してくれ、本当に周知徹底しているかどうか調べてほしい」といったが、そちらは来ていない。なぜこのようなことばかり起きるのか。

経営:24年度までは(先ほどは23年度と言った?)これで進めていく。

組合:なぜ24年度にこだわるのか。

経営:12月9日に理事会があるので、結果は分からないが、議題にかける。その後に回答する。ただし、財政資料は今までのものしか出さない。

組合:出す気がないのか。ここに個人に(間違えて)出した資料があるが。

経営:今言っているのは、この何年分かをまとめて22年末の団交で出した資料のことである。あれしか出さない。

組合:新潟や本部のものはもらえるのか。

経営:直接の関係は無いので出さない。

組合:請求すればもらえるのか。

経営:もらえると思う。

経営(他の):向こうが判断するので分からない。

組合:学園内のだから、船橋で請求できないのか。取り寄せてはくれないのか。本部では総括していないのか。

経営:船橋には関係ない。

組合:独立採算か。

経営:独立採算とは言っていない。独立採算を強めている。

組合:どのようにか。

経営:例えば格差支給。

組合:本部のは出せるのか。

経営:文書規定では請求すれば出すことになっている。

組合:希望退職制度では、前年の収入で計算するため、浦安と酒々井では同じ等級でも差が出る。

経営:あれには賞与は入らない。

組合:いや、入る。格差支給によって希望退職制度にも格差が生じる。

経営(他の):それで間違いない。

組合:ということは、浦安から他校に転勤させられた先生は、不利益を受けるわけか。

・・・・
 経営側相談
・・・・

組合:そのようなことははじめから明らかである。

経営:確認を取っただけである。何でも分かっている訳ではない。

組合:なぜ学園本部がそのようなことを理解していないのか。

・・・・
 この後、騒然となる。
・・・・

組合:お互い気をつけましょうと言っているのに、挑発したり、蔑んだ言い方はやめましょう。

経営:参考までに言うが、県内の私学の中で小科目まで公表している学校は、知る限り3校である。他は公表していない。

組合:でも、格差支給などやっていない。

経営:格差支給はしていないが、収入が下がっているところでも、出していない。調べてある。

組合:関係ない。経営者として努力してほしい。

経営:十分である。会計士や弁護士に聞いてもこれで十分であると言っている。それ以上の物を出す必要は無いと考えている。

組合:貸借対照表はほとんどが黒塗りで、昔よりもひどい。

経営:あれは県でやっている。

組合:では、これ(過去に間違えて出してしまった書類)は出せないのか。

経営:必要ないので出せない。

組合:個人には出している。

経営:だから間違えて出してしまった。

組合:現本部事務局長が間違えて出してしまった。地労委での和解でも、我々の質問に対して文書できちんと答える、とい記述がある。

経営:答える必要の有無はこちらで判断する。

組合:我々には知る権利がある。

経営:知る権利など全く関係ない。つるし上げである。

組合:つるし上げではない。前回の団交で答えるといっている。

経営:基本的な団交のルールを組合側は理解していない。

組合:経営側のルールを押し付けているだけである。人件費に影響する事項ならば団交の議題になる。

経営:団交の議題は組合が勝手に決めている。

組合:車庫飛ばしなのか、便宜供与なのか、はっきりしてほしい。ゴルフなども業者に金を出させている事実がある。

経営:もう一度言ってほしい。

組合:業者から商品を出させるから、お前ら安くできるから来いと誘いをかけていた。

経営:良いのではないか。先生方が安くできるのならば。

組合:そのようなことをするのは、おかしいと判断しないのか。

経営:コンペというのはそれが普通である。

組合:皆が割り勘でやるのならば良いが、便宜供与はあってはならない。

経営:便宜供与とはどのような意味か。

組合:商品を出させること。車もそうではないかと、議題に出した。前々回の団交では、期日を指定して出すと回答している。

経営:それは馬鹿だったから。

組合:合意事項なのだから履行すべき。

経営:団交では出すなとアドバイスをされた。

・・・・
 騒然となる
・・・・

経営:当時は出す必要があると思っていたが、団交で話す事項ではないということなので、出す必要が無くなった。

組合:不正とされる要素がある。灰色の状態ではきちんと仕事ができない。

経営:団交の事項には入らない。

・・・・

組合:酒々井のグラウンド工事の影響は経理上今後どうなるのか。

経営:団交で答えることではない。

・・・・各校の事務局長に答えるか答えないかを質問。
 経営側が質問して、経営側が答える。

・・・・

経営:基本金1号に当たるので、人件費比率に影響しない。

組合:でも赤字にはなる。

経営:表面上は赤字にもなる。

組合:今は人件費比率で格差支給をしているが、今後支出をモノサシにするようなことは無いのか。酒々井ではグラウンドの工事で、今後10年間減価償却で年間1000万円の支出となる。そのときに赤字だから賞与を下げるということは無いのか。

経営:施設設備の充実で生徒を増やし、少しでも収入を増やして人件費比率を下げようと考えている。しかし、これは団交で話すことではない。

組合:もし酒々井の職員会議で質問されたら答えるか。

経営:答える。しかし、今後このような団交をやるのであれば、受け付けない。

組合:拒否するのか。このような団交とは何か。

経営:今の組合のやり方である。

組合:文書で説明を要求しているだけである。

経営:団交に関係の無いことはやらない。

組合:そのようなことはどこかに書いてあるのか。

経営:法律の解釈である。

組合:解釈で拒否するのか。団交拒否か。

経営:100人弁護士がいたら100人そう答える。

組合:こちらでも調べる。最後に団交の場所を3校持ちまわりにできないのか。酒々井からは高速を使わないと指定時間には来られないし、船橋からもぎりぎりである。生徒指導もできない。そちらは出張で12時半には出ているが、我々はそうはいかない。

経営:我々は別な仕事をここでやっている。ここでしかできない仕事をしている。

組合:なぜ浦安にこだわるのか。船橋は組合員が多いからか。

経営:遅れるのなら、開始時間を遅くしても良い。本部があるので。

組合:教員が困っているのにそのような結論なのか。教育のトップならば我々のことを理解してほしい。

経営:そのような話があったと聞いておく。

組合:理事会の問題か。この場で決定できないのか。録音についてはどうか。団交に参加できない組合員もいるので是非録音したい。

経営:生々しいやり取りが残ってしまうので許可しない。

組合:許可という言葉は労使対等ではない。こちらは経営側の要求を呑んでいる。

経営:許可しない。100回でも、200回でも言う。

組合:場所については前向きに考えるのか。

経営:難しい。対等にするのなら、別の場所はどうか。

組合:船橋校が3校の真ん中なのだから、船橋でやればよいのではないか。

経営:船橋の学校あたりの会場を借りてやったらどうか。

組合:お金をかけてまで、なぜ船橋校ではだめなのか。是非会場は持ちまわりでやってほしい。

経営:それは難しい。

組合:なぜ難しいのか。

経営:団交は誠心誠意、受け入れている。

組合:形式ばかりで、こちらの要求する書類も出さない。どこが誠心誠意か。

経営:それはこちらの認識と違う。こちらから提示している物に納得しないのはそちら側の勝手だ。

組合:答えないといえばなんでも隠せる。

経営:答える必要は無い。

組合:場所は前向きに検討してほしい。

経営:そういう話があったことは承っておく。

組合:この中に理事は3人。基本的にその他の人は発言権が無い。

経営:理事が分からない、細かなことを説明するために、許可している。

組合:3人も理事がいるのだから、会場持ち回りの希望は是非聞いてもらいたい。ここに校長も出席しているのだから、こちらの要求も理解できるはず。

経営:それは理解できるが、これは学園長が決めること。だから話は伺った、で良い。

組合:校長は現場のことを良く分かっているはず。ぜひ助言をお願いし、会場持ち回りをお願いしたい。

以上

※ホームページ掲載に当たり、一部レイアウトの変更をしました。

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