組合ニュース No.58

2009(平成21)年12月25日(金)号
再び団交行われる(その3)

その2はこちら

この後も出せ、出さない、いろいろな言葉の解釈論が続きます・・・・・。

組合:地労委の話で、前本部長が我々のボーナスも含めて年棒として考えると証言している。

経営:それは理事会で決める。

組合:理事会ではなく、公の場での発言である。当然、ボーナスを下げ、年棒を下げるのならば、社会情勢からしても当然それなりの根拠を出すのが常識だ。

経営:年棒ではなく、年額という表現である。

組合:年額という表現であっても誰が見ても年棒と解釈する。証言ではボーナスを含んだ金額として、学園は県よりも高い、と言っている。

経営:4.5ヶ月の支給の場合は、現在でも県よりは高いと考えている。ただ、現在はその頃より下がっているので、やはり考えなければならない。

組合:ボーナスは一時金という解釈か。

経営:ニュースに書かれるのでハッキリしておきたい。

組合:ニュースを気にしていただけて、ありがたい。ならば後で訂正するようなことが無いようにお願いしたい。

・・・
この後、言った、言わないの話。ならば録音すれば良いのに。
・・・

組合:はっきり申し上げる。今回の件に関して、このままの状態が続くのであれば、地労委に申し出るつもりである。その場合はここでのやり取りや、いただいた資料、全てが証拠になる。経営側は余りにも団交を軽く見ている。我々は人件費以外の30%の中身を要求した。そして「出す」という返事をいただいた。ところが、今日の打ち合わせでやはり出せないということになり、県私学の平均の資料を出してきた。話を戻してきた。余りにも我々の質問に対して答えを逸らしすぎである。前回持ち帰った、教職員に対する説明会についてはどうなったのか。理事会で話はしたのか。

経営:前回の団交で改めて検討するとは言ったが、理事会はやっていない。

組合:なぜ開かないのか。

経営:以前の理事会でそういう話をしている。だからわざわざもう一度やる必要は無い。
理由は、(きちんとメモしてください)「3月に行った説明内容で十分と考えている。各校とも終了後、質疑応答の時間を十分とった。(まあ、十分か十分でないかというのはそれはいいんですよ。で、)それだけでは不十分なこともあるだろうと思って、さらに質問がある方は後日事務局で対応する、といったと思います。以上のことからこの件については十分だと判断しました。」以上。

組合:ということは、今後説明会は一切やらないということか。

経営:後は事務室に、来れるか、来れないか、と言う話である。

組合:恐喝みたいである。

経営:こちらも見識ある人に聞いたが、パワハラにはならない、という結論である。したがって、今後もこの方法をとる。特定人物との会話がいやならば各校の事務室で対応する。

組合:学園長ではだめなのか。

経営:事務のほうが細かいことは正確に言える。学園全体のことは本部の職員が対応する。それで納得がいかないのであれば、仕方が無い。12月に理事会を予定しているが、そこで審議事項としてではないが、話はする、と理解してほしい。

組合:各学校は各事務局で、学園は本部職員で対処するのはなぜか。

経営:格差支給があるからである。

組合:何の根拠があって格差支給か。

経営:事業所ごとにやるのは何の問題も無い。

組合:では、独立採算なのか、そうではないのか。

経営:本来ならば一法人なのだから中学校まで入れてそれらの平均を支給するのが適切な方法だと思う。要するに以前の方法である。それで以前は学校間で資金のやり取りがあった。しかし、各校とも20年以上経過しており、一つの目安としてそろそろひとり立ちする時期であり、いつまでも資金を姉妹校から援助してもらうわけには行かない。だから昔のようには行かない。その状況の中では独立採算制を強めていくのが一番良い方法だと思っている。

組合:なぜ一番良いのか。

経営:各学校の立地や地域性の問題とかいろいろとあると思うが、浦安は今生徒が集まっている。先生方の指導力によって。だから平均にすると浦安の先生方を説得するのは難しい。

組合:そんなことは無い。

経営:こちらはそのように考えている。

組合:充足率から考えたら、浦安は4.7を下げる必要は無かったのではないか。

経営:完全に独立採算にするとは言っていない。独立採算制を強めていくと言っている。

組合:そこが毎回問題になるところだが、前回の団交では経営側が独立採算を言い切っている。責任ある人間が発言したことを軽々と訂正してよいのか。

経営:発言した人間には団交の後で、言い切るなと注意した。

組合:それはそちらの問題である。

経営:以前の説明会では独立採算制を強めると言い切っているはずだ。

組合:しかし、前回は独立採算と言い切っている。

経営:では撤回する。

組合:だから録音すればよいと。

経営:検討する。ところで、浦安は下げる必要は無いとの指摘だが、そこはやはり一つの法人ということで、4.5で我慢してもらっている。

組合:その格差をつけたときの理由が、入学者の数だといっていた。ところが翌年になって全体の定員充足率だという。今年は船橋の入学者数は定員を上回り、酒々井も増えた。ところがまた下げた。

経営:2年も経てば状況は変わる。

組合:2年で変えるのか。理由を変えて減らすことばかり考えている。

経営:発表した時の理由は4項目あった。

組合:4項目も確認していない。本当か。

経営:4項目出して、そちらが1項目に絞っているだけだ。

組合:きちんと文書を出していないので確認できない。口頭で伝えただけなので、いつまでたっても進展しない。

経営:今年の3月10日前後に各校で説明会を行ったが、8月の団交までそちらは何の意思表示もしなかった。

組合:質問書を出した。内容証明つきで。しかしそちらからは普通郵便で返してきた。それを2,3回やっている。届いていないのか。

経営:いや、届いている。

組合:この問題に関しては非組の先生方も関心があった。それを考慮して団交の前にこちらは質問書を送った。その答えによって団交を持つかどうかを判断しようと、しかるべき人に相談しながら、2,3回それを繰り返した。しかし満足な回答が得られないので、団交を行うことになった。

経営:事務局に質問しに来た人はいなかった。

組合:事務局に行かなかったのが何なのか。

経営:話しづらいのかと。一応3月に説明会を行ったのは6月の賞与に間に合わせる為であり、ある程度時間があれば何らかの反応があると読んでいた。ところが質問書は来たけれども団交の申し込みは無い。だから組合は承諾したと思っていた。

組合:そちらが勝手に推測しただけである。

経営:そこにずれがある。

その4へつづく・・・

複数のメモを合わせて作っていますが、同じ話ばかり出てくるのでどの時点でのメモか分からなくなります。

※ホームページ掲載に当たり、一部レイアウトの変更をしました。

コメント

  1. 匿名 より:

    組合:年額という表現であっても誰が見ても年棒と解釈する。証言ではボーナスを含んだ金額として、学園は県よりも高い、と言っている。
    経営:4.5ヶ月の支給の場合は、現在でも県よりは高いと考えている。ただ、現在はその頃より下がっているので、やはり考えなければならない

    これは今後どの学校に対しても県の年収が下がっているから学園全体もそれに準じるということではないのだろうか。

    経営:前回の団交で改めて検討するとは言ったが、理事会はやっていない。

    理事には現状は一切知らされていないのでは・・・理事も良識アル人間が揃っているのなら教職員の給与・賞与を下げておいて理事長・学園長の年俸を増額していることを考えれば何かしら戒めるべき話ががあると思うけれどもいかがなものか??もともと良識のない人間を揃えているなら別だが。

    経営:事務のほうが細かいことは正確に言える。学園全体のことは本部の職員が対応する。それで納得がいかないのであれば、仕方が無い。12月に理事会を予定しているが、そこで審議事項としてではないが、話はする、と理解してほしい。

    理事長も学園長も学園のことはなんら詳細に把握していないということになりますけど。

    経営:本来ならば一法人なのだから中学校まで入れてそれらの平均を支給するのが適切な方法だと思う。要するに以前の方法である。それで以前は学校間で資金のやり取りがあった。しかし、各校とも20年以上経過しており、一つの目安としてそろそろひとり立ちする時期であり、いつまでも資金を姉妹校から援助してもらうわけには行かない。だから昔のようには行かない。その状況の中では独立採算制を強めていくのが一番良い方法だと思っている。
    組合:なぜ一番良いのか。
    経営:各学校の立地や地域性の問題とかいろいろとあると思うが、浦安は今生徒が集まっている。先生方の指導力によって。だから平均にすると浦安の先生方を説得するのは難しい。

    酒々井校・船橋校の先生方は指導力がないということですね。また、各校と言うのならなぜ理事長・学園長の給料は浦安校から出てるんでしょうね??一番儲かっている学校から自分たちの給料を貰ってるのなら何ともいいようがないですよね、ご都合主義で。

    組合:その格差をつけたときの理由が、入学者の数だといっていた。ところが翌年になって全体の定員充足率だという。今年は船橋の入学者数は定員を上回り、酒々井も増えた。ところがまた下げた。
    経営:2年も経てば状況は変わる。

    はいはい、2年たって状況が変わったから学園長の年俸は400万ほど上がったんですね。知らないと思ったら大間違いですよ。我々の給料や賞与が下がるとあなた方の年俸は上がるのはなぜでしょうかね。

    組合:そこが毎回問題になるところだが、前回の団交では経営側が独立採算を言い切っている。責任ある人間が発言したことを軽々と訂正してよいのか。
    経営:発言した人間には団交の後で、言い切るなと注意した。

    団交の席にはその発言に責任の持てる人間が出席しているのではありませんか・・特に経営者側は

    とにかく細かく見ていくと馬鹿らしくなるくらい理屈に合わない団交(経営者側の態度・返答)ですね。教職員側が何も知らないと思っているのでしょうか。一番気にかかるのは浦安もこのままではどんなに生徒を集めても「県に準じる」を名目に賞与を削られるということかな・・・そしてあの人たちの年俸がまた、上がる・・・と  
    現に55歳定昇ストップは各校の状況に関わりなく実施されるんだから