組合ニュース No.51

2009(平成21)年10月 5日(月)号
団体交渉行われる(その1)

去る9月28日(月)18:30から始まったが、団交に入る前に学園長から非組の3人の先生方に対し、団交に参加した意図を質問した。そして(今回の質問の中に、説明会で不十分であった内容に関することがあるので)傍聴したいということを確認すると、非組の先生がいるのでは団交にならないとのことで、退席すると宣言した。仕方なくその先生方には退席願ったが、それまでの間のやり取りの概要をお知らせしたい。

組合:(団交を)延期するのであれば、各職場できちんと説明会を行って欲しい。前回の地労委での和解で、今後の給与問題については、教職員・組合ときちんと話し合って決めてゆくと(経営側が)証言しているのでそれを行って欲しい。そうすれば次回からは組合員だけで団交を持つ。

経営:改めて説明会をすることは多分無い。

組合:皆の意見を聞くと、地労委で言っている。

経営:3,4年前の話。だから説明会は開いている。

組合:1回では不十分。

経営:質問があるのなら、個人的にいつでも来てくださいと言っている。

組合:そういう非公式の場でなく、正式に日時を決めて公式の場を設けて欲しい。こいといわれても、学校にいつもいるわけでもない。

経営:言ってもらえれば(行きます)。(各校には)事務局長がいるのだからいつでも聞ける。

組合:事務局長に聞いても財政的なことはわからない。だから(経営側に)来てもらってきちんと説明してもらいたい。就業規則の改定において十分に周知徹底し、説明しなければならないという項目はご存知ですね。こちらは一回では納得できないから再度説明会を開催して欲しいといっている。それなのに開催できないというのはどういうことか。そちらの言い方で個人的に来いという言い方はパワーハラスメントにもなりかねない。そんなやり方が全職員に周知徹底する方法として認められると思っているのですね。

経営:思っている。

組合:思っているのですね。確認してください。たった一度だけでよろしいのですね。

経営:一度だけ。

組合:一度だけでは納得できないから多くの職員が(再度説明会を開くことを)望んでいる。「個人的に来いと言ったがなぜ来ない」という言い方をするから我々としても団交を一般の先生にも参加してもらおうとした。

経営:あれだけ各校できちんと話してもなんで誰一人も来ないのか。来ないということは理解したものと思っている。

組合:会議の場で個人的な攻撃をしておいて、その後感情を高ぶらせて出て行く。そのような人のところへはいけません。

経営:なぜ来られないのか。

組合:怖くていけない。経営側(の内一人の)態度はある意味恫喝です。ガーンと大きな声を出してドアをバタンと閉めて話が終わってないのに出ていってしまった。みんな見ていました。そういうことが何度か起こっている。それらがパワハラかどうか検証して行きましょう。また、個人的に話をしたところで後に、言った・言わない、の世界になる。だからきちんとした場を設ける必要がある。いろんな意味で給与などの問題に対して、はっきりと職員に話をするのが経営者側の誠意ある態度ではないのか。

組合:3人の先生方に退席していただければ、団交に入れるのか。

経営:入れる。

あくまで説明会を開催したくない経営側。さらに地労委での証言も無視。団交に入るまでに15分もの貴重な時間が割かれた。

その2へつづく・・・・・

*** お知らせ ***
 賞与格差及び55歳定期昇給停止について、今までの経緯及び意見交換会を開催します。多くの先生方の出席をお願いします。
日時:10月20日(火) 17:30~
場所:プリミエール酒々井

※ホームページ掲載に当たり、一部レイアウトの変更をしました。

コメント

  1. 匿名 より:

    個人的見解:
    1.説明責任について
     平成16年に行われた地労委での調停は「協定書」という形で残っています。故に何年立っても「協定書」に書かれたことはその効力を失うことはないのですが、残念ながら「協定書」そのものは今の学園の組合員の数では「組合にのみ適用」されるものであり、なおかつ「団体交渉に速やかに応じるもの」となっているので説明会の要求は非組の教職員が強く要求するしかないのです。よって、組合が団交において「全体への説明会を要求」しても通ることはないと判断せざるを得ないのではないでしょうか。
    2.個人的に聞きに来いという件について
     鍋谷本部長(嘱託?非常勤?)の今までの恫喝行為を見れば個人的に質問に行くのは「恐怖」を感じるものです。このことを立証するために多くの教職員の方々に恫喝された体験を報告してもらう必要だと思います。それによって「個人的に聞きにこい」ということが「説明責任を果たしている」という学園の主張を否定されることとなり得ると思います。多くの人の証言が欲しいですね。「何年の何時ごろ」「どんな時に」で充分だと思います。過去の地労委の調書を見ると全てが「過去の事実」のようですから。これも多くの教職員の方々に閲覧していただきたいものですね。